40日目:頑張ってるじゃん。
40日目って!
期待と不安を両手に抱えてスタートした断酒も、とうとうここまで来た。
何十とか何百とかいうキリのいい数字は、やっぱりちょっと特別感がある。
桁数に関わらず、一の位のゼロはいいもんだ。
いや頑張ってるよな、私。
あんなことにもこんなことにも負けず。
酒に逃げず。
せめて自分は自分を褒めてやろう。
で、この世界のあちこちで、私と同じ事を今この瞬間も頑張ってる人達がいる事を思おう。
その人達にも、きっと日々色んなことがあるだろう。
みんな色々抱えてる。
いちいち言わないだけだ。
それに耐えたり立ち向かったり乗り越えたりしながら、日々を生きている。
私は特にネット上などで断酒仲間と思われる人に声をかけるでもなく、そういったコミュニティなどに参加するでもなく、ひとりで淡々と断酒を続けている。
でも多分、私はひとりじゃない。
どこかで誰かが同じ事に挑戦している。
ただそれだけで、私はひとりぼっちじゃない。
知らなくても、会わなくても、言葉を交わすことすらなくても、きっとどこかでそんな知りもしない誰かと、すれ違うくらいの事はあるだろう。
そう思える私はオメデタイ部類の人間なのかも知れないが、今はその方が都合がいいのでそれで良し。
40日。
いい響きだ。
次は50日を目指して、今日という日を無事に終えよう。