四十路母ちゃんの断酒日記

44歳の主婦が依存に闘いを挑む記録を可能な限り赤裸々に綴ります♪

41日目:酒ってヤツは。

やめようかなとか、やめたいなとか思っている人も、今やめてる最中な人も、さすがに今日は「酒こえぇ」と思ったのではないだろうか。

 

全てが台無しになる。

今まで積み上げて来た何もかもが、たった1つの失態で、たった一瞬にして崩れて落ちる。

そうして失ったものは、戻る事はない。

 

悪いことには、自分が酒を飲んで起こした事で、自分だけが全てを失うだけでは済まない。

被害者のあることなら被害者とその家族の人生を狂わせてしまうし、時に命を奪ってしまう場合すらある。

 

今回話題になっている彼は、被害者とその家族はもちろんのこと、長年共に支え合い歩んで来た仲間までもが大きなものを失うことになる。

これまで応援してくれた方々、仕事をサポートしてくれた方々、影響は計り知れない。

 

それでも、どんなに後悔しても、もう戻ることは出来ない。

 

彼がアルコール依存症だったのかどうか詳しくは知らないが、退院したその日に飲む辺り、かなりその線は濃厚なのだろうと思う。

 

有名人だから話は全国に知れ渡り、有る事無い事報道されたり過去をほじくられ様々な事を書かれたりする部分も大きい。

 

被害者であっても、そっとしておいてもらえないのだからタチが悪い。

 

忘れてはならないのは、一般人であってもこういう話は身の回りにいくらでもあり、そしてそれは決して対岸の火事などではないという事だ。

 

私だって、これまで運良く酒を飲んだことによる大きな失敗や罪を犯したりせずに済んでいたが、それはただ単に「たまたま運が良かっただけ」であって、今もまだ飲み続けていれば、明日にでも飲酒運転で轢き逃げなんて事をしでかす可能性だってゼロではない。

 

飲めば脳は正常ではなくなるわけなので、素面ならば絶対にしないであろう選択や判断を当たり前のようにしてしまう。

飲み続ければ飲み続けるほど、その確率は上がるだろう。

 

あらためて、酒をやめる選択をしたあの時の自分は、これからの自分にとって最高の選択をしたのだと思う。

 

ナイス、私。

 

飲まなければ、少なくとも「酒に酔っていたから」という理由で何か取り返しのつかない事をしでかす可能性はなくなるわけなのだから。

まぁそうは言っても、他の原因で取り返しのつかない事をやらかす可能性が消えはしないわけだが、それでもやっぱり確率は低い方がいい。

 

せめて、誰かの人生まで台無しにするような事だけはしたくない。

 

何度も同じ事を繰り返すようだが、他人事ではないのだ。

明日は我が身なのだ。

飲んで酔ってブラックアウトする日々を続ける限り。

 

酒ってヤツは、本当におっかないもんだ。

しみじみ思う、41日目。