11日目:発覚する高血圧
うちには血圧計と言うものが無いので、普段から血圧を測ったりはしていない。
一昨年までは会社の健康診断で測ってはいたけど、去年の健康診断を前に退職したので、去年は測っていない。
今回救急で医者にかかって、救急車の中と病院で血圧を測った訳だが、病院で処置を受けながら「高血圧ですか?薬は飲んでいますか?」と言う質問を受けた。
諸々の処置が終わった後、先生に「私そんなに血圧高いんですか?」と質問してみたところ、「まあ怪我をした事もあるとは思うよ。150くらいだね。」という返答。
150なんて数字は今まで見たことがなかったので危機感を覚える。
先日実家に行った際に「あんたはお父さんに似て高血圧なんだから気をつけないと。」と言われた事を思い出した。
特に血圧の数値など母に話したことはなかったが、親の言う事は聞くもんだなと今更ながら思う。
そして今日、再診のためにその病院に行くと、随分と長い待ち時間があり、上手いことに待合に血圧計があったので測ってみた。
怪我をした当日よりは気持ちは落ち着いているから少しはマシな数値が出るかと思ったが、140を超えていた。
下も90超えだった。
立派な高血圧じゃないか。
知らずにいた。
どれだけ自分の体を痛めつけていたことかと申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
やっぱり、私は酒をやめなきゃならなかったんだな。
随分と遅いけど、それでも今、気付けて良かったんだろう。
気付かせてもらったんだと、そう思う。
かなり痛い目は見たけれど、今回のこの怪我が無かったら、もっと進行した高血圧によって何か別の大きな不調をきたして初めて気づいたのかもしれない。
このまま、断酒を続けよう。
もっと食事にも気を付けよう。
改めて、そう思った11日目。